ジャニーズJrにストーカー 「一目惚れした 好きでしょうがなかった」女子高校生がジャニーズJr.に刃物突き付け逮捕


 ジャニーズJr.のメンバーの男性にストーカー行為を繰り返したとして、17歳の女子高校生が警視庁に逮捕されました。

横浜市の17歳の女子高校生は、ジャニーズJr.のアイドルグループ「7MEN侍」のメンバー・佐々木大光さん(19)に、先月から4回にわたりつきまとい、東京・JR渋谷駅の改札口でカッターナイフを突きつけるなど、ストーカー行為をした疑いが持たれています。

警視庁によりますと、女子高校生は去年からつきまとい行為を始めていて、警視庁から、ストーカー規制法に基づく「警告」を4回受けていました。

取り調べに対し「街中ですれ違って一目惚れした」「好きでしょうがなかった」と容疑を認めているということです。



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男性アイドルにストーカー行為の疑い 女子高校生を逮捕 警視庁

男性アイドルグループのメンバーにつきまとうなどしたうえ、JR渋谷駅の構内でカッターナイフを突きつけたとして、17歳の女子高校生がストーカー規制法違反などの疑いで逮捕されました。

逮捕されたのは、横浜市に住む17歳の女子高校生です。

警視庁によりますと、先月1日から今月8日にかけて、ジャニーズJr.のグループ「7MEN侍」の19歳のメンバーに対し、都内にある稽古場の近くの路上などで4回にわたってつきまといや待ち伏せを繰り返したほか、JR渋谷駅の構内でカッターナイフを突きつけたとして、ストーカー規制法違反などの疑いが持たれています。

去年11月に「ストーカー行為を受けている」とメンバーが警視庁に相談し、警視庁は先月までに女子高校生に対し、行為をやめるよう4回にわたって口頭で警告していました。

調べに対し容疑を認め「去年4月に渋谷駅で見かけて一目ぼれし、つきまとうようになった」と供述しているということです。

警視庁は、およそ1年にわたってストーカー行為を繰り返していた疑いがあるとみて、詳しいいきさつを調べています。

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女子会トーク ストーカーへの正しい対応、心の距離を、心理師がお伝えします
ストーカーつきまとい=SNS
法学部の女子会  ストーカーにあったら、、、
ストーカー事案 流れ
03Y説用 ストーカー確信



ストーカー規制違反-s
改正ストーカー規制法

ストーカーSNS=つきまとい
06Y説用aaストーカ 分類JPG
07Y説用aaストーカーの共通する行動? 10
08Y説用aaストーカーの特徴
09T説用 ストキング行為の被害度ss
10T説用 心理レベルの被害度と対応ss
12Y説用 ストーカー警察対応の流れ
13Y説用 脅迫事件 示談書
14Y説用 ストーカー事案の合意書
21Y説用 認知行動療法 心理療法
24T説用 認知行動療法
30Y 元ストーカー行動と被害者の心理


ストーカー行為に及ぶ人には、相手に対する「執着心」と「支配欲」が強い傾向がある つきまとい行為に及ぶ人の心理にはさまざまな分類がありますが、心理学的には、洞察力のなさ、拒絶的なスタイル、共感性欠如、易怒性、社会的なスキル不足、逸脱した性的嗜好、言語能力不足などが挙げられています。



ストーカーへの正しい対応、心の距離を、心理師がお伝えします

こんにちは、公認心理師、精神保健福祉士のAMです。最近、タレントの中川翔子さんがストーカー被害を告白されたり、別のニュースではタレントのマネージャーにストーカーをした疑いがある女性が逮捕されたりと、「ストーカー」という言葉をよく耳にするようになりました。

ストーカーとは、ストーキングやつきまとい行為を行う人を指す言葉で、「ストーカー行為等の規制等に関する法律」が平成12年11月24日に施行されるなど、当然ながら犯罪行為です。ストーカーなどのニュースを見ると、皆さんの中には「なぜそのような行動をとったのか」と理解できない方も多いと思います。今回はストーカー側の心理について考えてみたいと思います。

ストーカー行為に及ぶ人には、相手に対する「執着心」と「支配欲」が強い傾向がある

つきまとい行為に及ぶ人の心理にはさまざまな分類がありますが、心理学的には、洞察力のなさ、拒絶的なスタイル、共感性欠如、易怒性、社会的なスキル不足、逸脱した性的嗜好、言語能力不足などが挙げられています。

ストーカー研究の第一人者といわれるポール・E・ミューレン博士によると、下記のような特徴があるとされています。

・拒絶タイプ……元交際相手、元配偶者などをストーキングするタイプ。プライドが高く、別れを切り出されたことでプライドが傷つき、これに対する報復の感情が動機のひとつ

・憎悪タイプ……ストレス発散のため、じわじわと被害者を攻撃し、苦しむのを見たり想像することで満足する。ストレスを溜めやすいタイプが多いとされている

・親密希求タイプ(妄想タイプ)……相手と恋愛関係にあるといった妄想を抱いている

・無資格タイプ……自分の立場だけで物事を考えて、自分の欲求をぶつけるためにストーキングに及ぶ。罪悪感は一切ないとされている

※上記はポール・E・ミューレン博士の著書「ストーカーの心理―治療と問題の解決に向けて」を参照

上記の特徴に共通するのが、相手に対する「執着心」と「支配欲」と言われています。特定のその人だけに受け入れてほしい、拒否されたくない、などの感情があるのです。このような感情がなぜ生まれてくるのかは、成育歴の中での満たされない心からそれを埋めるための行為とも取れるでしょうし、そもそもの精神疾患から生じるものであるとも考えられます。なので、この特徴を持っている人にはこの対応をといった対策がとれるわけではありません。


平成28年12月には「SNSによる連続したメッセージの送信行為」がストーカー規制法の規制対象行為に追加されている。
親しい人が別の誰かにストーカー行為をしている場合

つきまといなどの行為は相手の了解があるものではなく、一方的な思考から起こっているものです。先ほどの「無資格タイプ」のように罪悪感がまったくないことからも、自分の思考の正当性を認知してしまっている以上、まずおかしいことをしているとは認識していません。認識をしているのであれば、このような行為には歯止めがかかります。

被害者側の心理は多く見受けられるので、ここでは加害者側に近しい人たち(家族など)がストーカー行為をしていることに気づいたときの行動をお伝えします。

家族がストーカー行為を行っていると知った場合には、一度は止めるという行動を起こすと思います。しかし、先ほどでも述べた通り、本人が正当性を主張し続けていることが多く、個人だけでの説得には応じないことがほとんどです。



注意を続けていても行為が収まらない場合は、一人で抱え込まずに、行政機関などの相談窓口(本文最後にURLを記載します)などを活用してみてください。こちらは被害者だけしか相談できないわけではありません。

また、精神的なものが疑われる場合は医師への相談も有効です。その場合はまず否定せずにその人の話を一度聞く時間を持ってあげてください。言いたいことを言いきれた後には人は落ち着きを取り戻すとされているので、そこで一度病院への受診を勧めてみてください。もし当事者が精神科など病院に行くことに抵抗があるようであれば、普段から受診している病院などに相談して、第3者の立場から専門施設への受診を提案してもらうといいでしょう。どの科の医師でも相談することで別の科の受診を促してくれます。

ちょっとしつこい、もしかしたらエスカレートするかも……という、受ける側の対応は?

続いて、まだ被害には及んでいないものの、今後ストーカー行為を受ける可能性がある場合についてお話します。

自分自身が被害者になる可能性があるときは、心理面からお話させていただくと、冷静に心理的な距離をとりながら、徐々に相手のプライドを傷つけないように物理的にも離れていくことが大切です。心理的な距離とは、親しさを感じさせない言葉遣いや態度などです。人は無意識に対応する人によって適当な距離を保とうとします。相手はあなたと親しい間柄だと妄想している場合もあるので、近しい関係ではない距離を保つことが必要です。例えば、上司などプライベートでの関係が一切ない人への対応のような形が望ましいでしょう。

また、いきなり完全に拒否をしたり、相手の存在をないがしろにする、プライドを傷つける行為は、相手の感情に火に油を注ぐことになるので、避けてください。第3者が入るにしても、相手のプライドを傷つけないようにと前もって行動を決めたうえで接することが重要です。あなたから直接コンタクトをとることも控えたほうがいいので、第3者の方からコンタクトを取ってもらうようにしてください。

◆内閣府男女共同参画局の相談窓口

賢人のまとめ

ストーカー行為に及ぶ人には、相手に対する「執着心」と「支配欲」が強いと言われています。ストーカーの疑いがある人には、まずは心理的距離を置くことが大切です。

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ストーカー行為の図
ストーカー チェック20


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ストーカー規制法が改正されました!


背景と改正の概要
 近年、元交際相手等の自動車等にGPS機器をひそかに取り付け、その位置情報を取得する事案がみられるなどの最近におけるストーカー事案の実情を踏まえ、令和3年5月26日にストーカー行為等の規制等に関する法律の一部を改正する法律が公布されました。
 これにより、令和3年6月15日から、
   ・ 住居、勤務先、学校など通常いる場所に加え、あなたが、実際にいる場所の付近
    において見張る、押し掛ける、みだりにうろつく行為
   ・ 電話、FAX、電子メール、SNSメッセージに加え、拒まれたにもかかわら
    ず、連続して文書を送る行為
が規制されました。
 また、令和3年8月26日から、
   ・ GPS機器等を用いた位置情報の無承諾取得等
が規制されるとともに、
   ・ 禁止命令等に係る書類の送達に関する規定が整備され、その送達を受けるべき者
    の住所及び居所が明らかでない場合には、都道府県公安委員会は、その送達に代え
    て公示送達をすることができる
ようになりました。 


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2019.07.11

ストーカーは「病気」。罰するだけでは防げない 700日の闘いを経て気づいたこと







 30代で乳がんを患い、40代でゆるやかに生きようと身辺整理し、単身、小豆島へと移り住んだ、文筆家でイラストレーターの内澤旬子さん(『世界屠畜紀行』『漂うままに島に着き』他)。海を臨む家で、ヤギとともに穏やかな生活を送っていた内澤さんの生活はある日、一変した。

インターネットのサイトで出会い交際した男性が、別れ話をきっかけに豹変。絶え間ない電話、Facebookメッセンジャーで送られてくる脅迫的な内容のメッセージ、ネット掲示板に書き込まれる誹謗中傷……悪質なストーカーと化したその男性は前科があることから偽名を使っていたことも判明する——。


その衝撃的な事件の全容をまとめた最新刊『ストーカーとの七〇〇日戦争』には、ストーカー被害はいつ誰にでも起こり得る恐怖でありながらも、対策がいまだに未発達な分野であることが克明に記されている。

ストーカー被害者が自らの立場を明かして身に起きたことを書くリスクは相当なものだ。それでも内澤さんが書くことを選んだのは、根本的な対策がとられていない現状への危機感だった。そのことについて詳しく綴ってもらった。




気が付いたら、ストーカー事件の被害者だった

別れ話がちょっとこじれただけ、のはずだった。交際相手が別れを受け入れてもらえず、嫌気がさしてほんの一言、「これ以上しつこくするなら警察に相談……」と送信したわずか10秒後には、相手は激高、めちゃくちゃにしてやるなどと憎悪に満ちた脅迫メールがマグマの如く噴出し止まらなくなった。

とにかく落ち着いてもらおうと説得を試みるのだが、なにを言っても通じないどころか、私が発するどんな言葉も怒りの燃料にしてしまう。気が付くと私はストーカー事件の「被害者」になっていた。



それらの被害体験をつまびらかにした『ストーカーとの七〇〇日戦争』を上梓した。怖くて辛かった記憶はとにかく忘れたいものだ。それを時系列順にきっちり思い出し、自分の取った対応で、なにが起きていくのか、どう孤立していくのかを再現した。

恐怖に呑まれて間違った対応もたくさんしたので、今思い出すと後悔で頭を抱えることも、恥ずかしくて人に知られたくないことも、なにもかも書き出した。そうせざるを得なかった。それにはいくつかの理由がある。


痛感した「法の理不尽さ」

現代社会でストーカー被害に遭ったことがある、もしくは友人知人のだれかが遭ったと聞いたことがあるかと問われれば、ほとんどの人が首を縦に振るのではないだろうか。しかもその中にはごく一部であるけれど、凶悪化してターゲットを殺傷する事件まで確認されている。


社会問題と呼んでも差し支えないレベルで起きるトラブルだと思っていた。だからこそ、いざ被害に遭ったらそれなりの機関にまでたどり着けば、双方納得できる(それがどういうものかも思いつかないままに)しかるべき解決方法がきちんと用意されているのだろうと漠然と思っていた。

それなのに、いざ自分が被害者になってみたら、ぼんやりした期待はことごとく裏切られた。できたばかりのストーカー規制法には時代の変遷に追いつけない不備があり、自分の被害には適用されなかった(※)。それでも警察も、検察も、既存の法律に当てはめて加害者を罰することに関しては、とても誠実に動いてくださった。

※事件が起きたのは2016年4月。ストーカー規制法は2017年の改正前、FacebookなどのSNSのダイレクトメッセージは「グループチャット」であり、1対1のやりとりではないとして、処罰の対象にしていなかった。

しかしそれも手続きが終われば終了となる。不起訴ならば釈放。起訴して実刑判決が出たところで、服役後は仮釈放期間の面談はあるけれど、満期になれば、自由の身となる。ちなみに示談をすすめるために間に立ってもらう弁護士も同じ。示談さえ成立すれば、無関係となる。刑法とは、法律とはそういうものと言われればそれまでなのだが、被害者の立場になってみると、これが実に理不尽この上ないものだった。




なぜかといえば、逮捕されたり裁判を受けたり、服役したところで、ストーカーはロックオンした相手への執着を消さないからだ。もちろんすべてのストーカーがそうなるわけではない。警察に注意警告を受けた時点で理性が戻り、ストーキングをやめる加害者が大半だという。しかし一部のストーカーは被害者が警察を頼ることで余計に逆上して執着/憎悪をたぎらせ、再び自由の身となったときにまた被害者へと向かっていく。

私の場合は、不幸なことに後者のパターンだった。


被害はストーカー行為だけじゃない

詳細は拙著を読んでいただきたいので省くけれども、最初の炎上の後で逮捕となったものの、加害者と示談を成立させて不起訴、釈放となって、4ヵ月後に私が新刊を出したのを見かけて平然と示談を破ってまた嫌がらせをしてきた。けれども、示談を成立させた弁護士、加害者を逮捕した警察、不起訴にした検事とすべてに助けを求めたのだが、誰一人動いてくれなくなったのだ。

助けてくれるはずと思い込んでいた警察や検察などすべての組織が、制度が、法律が、場合によっては自分の安全を保障してくれるものではなくなることに、愕然とした。こちらは加害者からの攻撃に怯え、住んでいた家から避難生活を経て、別の家に隠れるように引っ越し、行き先をだれにも告げず、移住後に築いてきた社会的なつながりまで断っていた。


仕事にも多大なる影響を及ぼした。QOLはダダ下がりだが、世間からも相談に行った警察からも、ストーカーに追われていたら逃げて「当然」と扱われる。

ストーカー被害とは、大量のメッセージ送信や嫌がらせや付きまといなどのストーキング行為そのものだけではなく、加害者を取り締まる制度の手続きの齟齬に疲弊したり、被害者の生活環境や仕事まで奪われてしまうことも含まれるのだ。自分が被害に遭うまでまったく想像もつかなかった。これは世の中に知られた方がいいのではないか。

また、私が受けた被害のほとんどが、インターネットを介した書き込みやメッセージだった。加害者にはある程度社会に名が出ている私のプライベートを暴露して困らせてやろうという思惑があったのは明白だ。今後ストーカー被害をなかったことにして身辺のエッセイを書けば書くほど、加害者は暴露したい気持ちに駆られるのではないか。被害のあらましを自分から晒してしまえば、暴露されて困ることもなくなるのではとも思った。

とはいえ、返って逆上させる可能性もある。世間の噂も気にならないわけでもないし、こういうことは黙って受け流すのが「賢いやりかた」と考えている人も多い。辛いことに遭ったことを口にすること自体、日本の社会では好まれない。加害者の怒りを買うだけでなく、世間からも疎まれ蔑まれる可能性だってある。


終わりの見えない闘いにさした「治療」という光


書きたい。書かねば、自分は何も書けなくなってしまう。でも加害者の反応が怖い。2回目の逮捕を目標に、ひとりで加害者と闘いながら逡巡していたときに、ストーキングが依存症の一種、精神の病態であることを書いた本と出会う。すべてが腑に落ちた。加害者との異常なやりとり、話が全然通じない様子のなにもかもが、精神の病態というのならば、納得できる。

そして病気ならば、治療をすればいいのだ。幸いにして治療方法も認知行動療法、条件反射制御法と、2つも存在し、どちらもまだ少ないながらも加害者治療に効果を発揮しているという。同時にストーカー被害者の立場から、要請があれば加害者と直接対峙するカウンセラー、小早川明子先生の存在を知り、すぐに連絡をとり契約することができた。これでとりあえずは加害者と直接やりとりせずに済む。

加害者への治療によって被害者への執着が、憎しみが、接触衝動が消えるのならば、どんなに安心か。長年ストーカーと向き合ってきた小早川先生から、どれだけカウンセリングしても相手への接触衝動を抑えられないストーカーたちが、条件反射制御法によって憑き物が落ちたかの如く執着を落とすという話を聞き、目の前がぱああっと明るくなった。ようやくゴールが見えて来た。これで安心が、日常がとりもどせると、小躍りした。




でもしかし。これまで警察も検察も、そして弁護士たちも、だれひとりストーカーへの治療のちの字も口にしなかったんだが。これは一体どういうことなのか。

「処罰」しかできない現行法

嫌な予感は、2回目の逮捕後に的中する。治療できることをだれも知らないし、被害者から加害者を治療させたいと望んでも、現行の法制度では「ありえないこと」になってしまうのだ。私が処罰と治療の両方を求めたことが、警察にも検察にもどうしても理解してもらえなかった。




被害者にとって、加害者が「治る」ことは即ち再犯される危険を取り除く安全保障に他ならないのに、なぜか加害者を思いやっているかのように受け取られてしまう。なぜか。なぜそんなことになってしまうのか。つまるところ、被害者がどんな思いをしているのか、どれだけの不安を抱えて生きているのか、誰も知らないからだ。


まずは、一部のストーカーは依存症の一種、つまり善悪の判断はつくので処罰の対象になるけれども、行動を制御できないという病気であり治療が必要であるということを、世間に広く知ってもらう必要がある。ただ罰するだけでは再犯は防げないこと、そして被害者がそのためにいかに苦しい思いを延々と強いられるのかも。

こうなったら書きたい、ではない。書かねばならない。法律や精神医学に話は及ぶのだが、専門的にならず(そもそも私自身がどちらの分野に対しても素人にすぎないが、取材を経て素人ながらも今後のストーカー対策や治療の問題点なども挙げさせていただいた)、多くの人が最後まで飽きずに読めるくらいにわかりやすく、読みやすく、書かねばならない。SNSの普及により、誰もが被害者にも加害者にも簡単になりうる時代となっているので、他人事で済まされる問題ではないことだし、どう対処すべきか、ストーカー対策の参考書にもなるようにもした。


過去の被害者の苦しみを無駄にしないために

もう一点、書かねばと思わされたのは、110番緊急通報登録システムや、被害届に現住所を記載せずに済むこと(被害届は加害者側の弁護士が閲覧できるため、加害者に潜伏先の住所が知られてしまう)、裁判での被害者意見陳述における遮蔽措置(被告人または証人の一方から、または相互に相手が直接見えないようにする措置)、服役後の加害者処遇状況の通知、住民基本台帳における支援措置などなど、被害者を守る制度がいくつも導入されていたことだ。



逮捕後の手続きで理不尽な思いはたくさんしたけれど、その一方で、過去の事件報道などから想定していたよりも、かなり守っていただけたのも、事実なのだ。

もしこれらの制度がなかったら、自分はさらに危険にさらされ、不安にさいなまれていたと思う。ありがたい。けれどもこれらの制度が導入された経緯を考えると、胸が詰まる。過去に犠牲になった被害者の方々がいたと推察できるからだ。命を落とした方もいらしたはず。どれだけ恐ろしく無念だったことだろう。書類にサインをするたびに、涙がでてきた。そして制度さえ整えば、公的機関はしっかり動いてくださるのだということも、思い知らされた。




そもそも私はシリアスな題材で本を書くタイプではない。エンタメノンフィクションという希少分野に属している(らしい)。ここまで法律や制度を変えなければという明確な目的をもって書くことは、これが最初で最後ではないかと思うくらい、突出した一冊となっている。そんなわけでこれまでの拙著を愛読してくださってきた方々には、申し訳ない気持ちも少なからずある。

ただ、出版から1か月が経ち、ネットに上がる感想に、“ホラー小説のようで一気読み”などとあがっているのを見て、楽しんでもいただけているのかと、妙な話だが少し安心もしている。ともかくまずは、怖がり楽しんで読まれつつ(もちろん現行制度の不備に怒ってくだされば尚嬉しい)、「ストーカーは治療できる病気」が常識となるくらい広まってくれれば、と切に願っている。




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まとめ リケジョ(女子対策) 5つ

まとめ SNS対策 5つ



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参考

「ストーカーの行動を変える治療とは」改正ストーカー規制法がやり残したもの (「やはり中核になるのは認知行動療法です」と語るのは犯罪心理学  犯罪者らの治療を行う筑波大学の原田隆之教授  )
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2021/12/02
参考

「男は押しの一手だと」ストーカー加害者が語る実態 警告されても電話かけ続け…警察も加害者支援に乗り出す

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2021/8/31 
参考

改正ストーカー規制法が全面施行 被害にあった文筆家が「残る課題」を訴え

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2021  0528


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2019  1208



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2019  0820



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2018 0104 


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2016 0415




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ストーカーの本   参考
ストーカー5分類s



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01 スートカーから身を守る?
02 スートカーから身を守る?
03 スートカーから身を守る?
04 スートカーから身を守る?
05 スートカーから身を守る?

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