岡山 能登半島地震から1カ月 目の当たりにした「複合リスク」は南海トラフ地震でも【備えのツボ 岡山】
備えの基本を押さえて防災力アップをめざす備えのツボ。能登半島地震から1カ月。複合災害のリスクを考えます。
押しつぶされた住宅に追い打ちをかけるような地震による火災。そして息つく間もなく押し寄せた津波。能登半島地震の被災地は様々な災害に見舞われました。
■「能登地震 見えた課題」
石川県で被災した建物を調べた結果、倒壊の恐れがある「危険」と判定された建物が全体の40%に上り、同じ震度7を観測した熊本地震を上回る被害となりました。
さらに地震の後、3県で17件の火災が発生。輪島市の大規模火災では初期消火ができない上に木造住宅の密集が被害を広げたと指摘されています。
このほか沿岸部には東日本大震災以来となる大津波警報が発表されたほか、各地で液状化による被害も確認されました。
■「大地震に複合リスク」
元々あった様々なリスクが大地震によって一度に表面化した。各地の被害状況からそんな様子が見て取れます。
私たちは建物の耐震性を高めるとともに、火災になりにくい住環境を整える。その上で地域の津波や液状化のリスクを知っておく。そうした備えを確実に積み重ねるしかありません。
南海トラフ地震でも建物の倒壊や地震火災、津波に液状化など複合的なリスクによる被害が想定されています。能登半島地震で目の当たりにした被害は岡山、香川が抱えるリスクでもあるのです。
そこで押さえてほしい備えのツボはこちら。
大地震では普段は見えないリスクが重なって被害を深刻にします。南海トラフ地震に向け、複合リスクを自分事としてとらえ備えることが必要です。
///
能登半島地震 「ペットボトル湯たんぽ」で快眠を! (断水時 川の水を利用)
日本列島を寒波が襲っています。この先もしばらく真冬らしい寒さが続く見込みです。
寒い日の夜は、布団も冷たく、体が冷えてなかなか寝つけないという人も多いのではないでしょうか?
実は、快眠と体温とは深い関係があり、体が冷えてしまうと眠りにつくまでに時間を要してしまい、眠りも浅くなってしまいます。そこで今日は、簡単に布団を温められる「ペットボトル湯たんぽ」をご紹介します。いい眠りで体の疲れをしっかりとってくださいね。
日本列島を寒波が襲っています。この先もしばらく真冬らしい寒さが続く見込みです。
寒い日の夜は、布団も冷たく、体が冷えてなかなか寝つけないという人も多いのではないでしょうか?
実は、快眠と体温とは深い関係があり、体が冷えてしまうと眠りにつくまでに時間を要してしまい、眠りも浅くなってしまいます。そこで今日は、簡単に布団を温められる「ペットボトル湯たんぽ」をご紹介します。いい眠りで体の疲れをしっかりとってくださいね。
ポイント解説へ
湯たんぽってどんな道具?
「ペットボトル湯たんぽ」の作り方
「ペットボトル湯たんぽ」で快眠!
湯たんぽってどんな道具?
最近ブームの湯たんぽ!
最近ブームの湯たんぽ!
湯たんぽは辞書的で調べると「中に湯を入れ、寝床などに入れて足や体を温める金属製または陶製の道具」とあります。室町時代に使用されていた記録が残っており、非常に古くから愛用されている暖房器具のひとつです。
①光熱費がほとんど掛からず、経済的である
②室内の空気を汚したり、乾燥させることもない
③環境にもやさしい
④震災時に防災グッズとしても注目され、実際に役立った実績がある
このように湯たんぽは、近年大変見直されている暖房器具なのです。
「ペットボトル湯たんぽ」の作り方
やわらかめのペットボトルは避けましょう
やわらかめのペットボトルは避けましょう
“作り方”といってもペットボトルを用意して、お湯を入れるだけなので、特別なことは必要ありません。
いくつか注意点をおさえておきましょう。
■湯温
沸騰させると熱すぎてしまいますし、ペットボトルが破損する恐れがあるので、湯温は50℃程度に。
直に熱めの湯温のペットボトルを足で触れていると、低温やけどを起こす恐れもあります。
■ペットボトル
お茶などホット用のしっかりした厚さがあるペットボトルが安心です。薄手でやわらかいペットボトルは、熱めのお湯を入れるのに不向きなため避けましょう
■湯の量
7〜8割程度にして満タンにしないこと。満タンにすると膨張してペットボトルが破損する恐れがあります。
フタをきっちりしめ、そのまま布団の中に入れてもOKですし、心配な方はペットボトルにタオルを巻き、ゴムでとめると安心です。
「ペットボトル湯たんぽ」で快眠!
「ペットボトル湯たんぽ」で快眠を!
「ペットボトル湯たんぽ」で快眠を!
「ペットボトル湯たんぽ」が大活躍するのは、就寝時です。使い方をご紹介しましょう。
■500mLのペットボトル×3本
持ち運びが容易な500mLサイズがおすすめです。布団の入口部・中央部・下部の3ヵ所に配置するとで、寝具全体がホカホカに温まります。
■就寝の10分ほど前に布団の中に入れておく
湯たんぽは徐々に熱を放出して冷えていくのですが、布団の中の空気が温まるとそれ以上温度が下がらない“熱平衡状態”(物理で習いましたね)になります。ですから、朝になってもほんのり温かいままです。
ちなみに、その水を凍結したフロントガラスにかければ、氷も溶けて一石二鳥ですね。
── 最後に。。。
「ペットボトル湯たんぽ」はとても便利ですが、ペットボトルはそれ専用に作られているわけではありませんので、取り扱いには十分注意してくださいね。
///
備えの基本を押さえて防災力アップをめざす備えのツボ。能登半島地震から1カ月。複合災害のリスクを考えます。
押しつぶされた住宅に追い打ちをかけるような地震による火災。そして息つく間もなく押し寄せた津波。能登半島地震の被災地は様々な災害に見舞われました。
■「能登地震 見えた課題」
石川県で被災した建物を調べた結果、倒壊の恐れがある「危険」と判定された建物が全体の40%に上り、同じ震度7を観測した熊本地震を上回る被害となりました。
さらに地震の後、3県で17件の火災が発生。輪島市の大規模火災では初期消火ができない上に木造住宅の密集が被害を広げたと指摘されています。
このほか沿岸部には東日本大震災以来となる大津波警報が発表されたほか、各地で液状化による被害も確認されました。
■「大地震に複合リスク」
元々あった様々なリスクが大地震によって一度に表面化した。各地の被害状況からそんな様子が見て取れます。
私たちは建物の耐震性を高めるとともに、火災になりにくい住環境を整える。その上で地域の津波や液状化のリスクを知っておく。そうした備えを確実に積み重ねるしかありません。
南海トラフ地震でも建物の倒壊や地震火災、津波に液状化など複合的なリスクによる被害が想定されています。能登半島地震で目の当たりにした被害は岡山、香川が抱えるリスクでもあるのです。
そこで押さえてほしい備えのツボはこちら。
大地震では普段は見えないリスクが重なって被害を深刻にします。南海トラフ地震に向け、複合リスクを自分事としてとらえ備えることが必要です。
///
地震の後は火災に要注意!出火しない対策は?【備えのツボ 岡山】
備えの基本を押さえて防災力アップを目指す備えのツボです。今回は能登半島地震で猛威を振るった地震による火災についてお伝えします。
夜のまちを飲み込む赤い炎。能登半島地震により石川県輪島市では大規模な火災が発生しました。
「地震の後に火災あり」
今回の地震では石川、富山、新潟の3つの県で17件の火災が報告されています。このうち輪島市の観光地、輪島朝市通りは一面、焼け野が原に。
現地を調査した国交省の研究所は、焼失面積は5万800平方メートルで約300棟の建物が焼失したと推定しました。
大津波警報による避難や地震による断水で消火活動が十分に行えなかったことや古い木造の建物が密集していたことなどが被害拡大の要因として指摘されています。
「出火しない対策を」
今回のような地震火災、備えを考える上で2024年1月17日に発生から29年を迎えた阪神淡路大震災がヒントになります。
阪神・淡路大震災では神戸市で約7000棟が焼失、出火件数が285件と消防の消火能力を大きく超えたことや建物が倒壊して木造の建築資材が露出し延焼を広げました。
出火原因が明らかな火災の6割が電気関係でした。火災を広げないためには電気器具の周りに可燃物を置かない、家具を固定し可燃物の落下を防ぐ。
また揺れを感知するとブレーカーを自動で落とす感震ブレーカーを取り付けるなど出火しない環境作りが重要です。
そこで押さえてほしい備えのツボはこちら。
地震の後に火災あり、あなたは地震火災を想定していますかまずは身の回りで出火しない環境を整えていくことから始めましょう。
※写真は石川・輪島市の朝市通り火災跡(2024年1月2日撮影)
写真提供:アジア航測・朝日航洋
///
岡山 「能登半島地震」が投げかける“備え”の重要性 命と暮らしを守る環境を【備えのツボ 岡山】
備えの基本を押さえて防災力アップをめざす備えのツボ。2024年、最初は能登半島地震を受け、備えの重要性を考えます。
穏やかに幕が明けた2024年。そんな元日の午後、緊急地震速報を伝えるけたたましい音が鳴り、テレビ各局は緊急放送に切り替わりました。
■「命と暮らし守るには」
2024年1月1日午後4時過ぎ、石川県の能登地方を震源とする地震がありました。最大震度は7、東日本大震災以来となる大津波警報が発表されました。震源に近いエリアでは津波による被害、そして建物の倒壊や火災が相次ぎ、4日午後6時現在も被害の全容は把握できていません。
いつどこで起きるか分からない災害に、私たちは常に備えることでしか命や暮らしを守ることはできません。
■「備えを我がことに」
地震はいつどこで起きるか分からず、絶対に助かるという方法もありません。命を守る環境作りを着実に進めることが対策の第一歩です。
今回の地震では古い建物の倒壊が多く見られました。建物の耐震性の向上、そして家具の転倒防止は命を守る、またけがをしないための重要な対策です。
津波に対してはなにより避難が重要です。液状化や建物の倒壊で道路が通れないことも想定し避難場所とその経路を確認しておきましょう。
また被災後の暮らしを支える備蓄は万全ですか。災害の規模が大きければ大きいほど支援が届くには時間がかかります。
飲料水は1人1日3リットルを最低3日分、カセットコンロや乾電池、モバイルバッテリーなど家族構成に応じて確保しておきましょう。
そこで押さえてほしい備えのツボはこちら。災害はあなたの準備を待ってはくれません。備えを自分のこととして考える。能登半島地震はその重要性を私たちに投げかけています。
/// ///
岡山 「能登半島地震」が投げかける“備え”の重要性 命と暮らしを守る環境を【備えのツボ 岡山】
備えの基本を押さえて防災力アップをめざす備えのツボ。2024年、最初は能登半島地震を受け、備えの重要性を考えます。
穏やかに幕が明けた2024年。そんな元日の午後、緊急地震速報を伝えるけたたましい音が鳴り、テレビ各局は緊急放送に切り替わりました。
■「命と暮らし守るには」
2024年1月1日午後4時過ぎ、石川県の能登地方を震源とする地震がありました。最大震度は7、東日本大震災以来となる大津波警報が発表されました。震源に近いエリアでは津波による被害、そして建物の倒壊や火災が相次ぎ、4日午後6時現在も被害の全容は把握できていません。
いつどこで起きるか分からない災害に、私たちは常に備えることでしか命や暮らしを守ることはできません。
■「備えを我がことに」
地震はいつどこで起きるか分からず、絶対に助かるという方法もありません。命を守る環境作りを着実に進めることが対策の第一歩です。
今回の地震では古い建物の倒壊が多く見られました。建物の耐震性の向上、そして家具の転倒防止は命を守る、またけがをしないための重要な対策です。
津波に対してはなにより避難が重要です。液状化や建物の倒壊で道路が通れないことも想定し避難場所とその経路を確認しておきましょう。
また被災後の暮らしを支える備蓄は万全ですか。災害の規模が大きければ大きいほど支援が届くには時間がかかります。
飲料水は1人1日3リットルを最低3日分、カセットコンロや乾電池、モバイルバッテリーなど家族構成に応じて確保しておきましょう。
そこで押さえてほしい備えのツボはこちら。災害はあなたの準備を待ってはくれません。備えを自分のこととして考える。能登半島地震はその重要性を私たちに投げかけています。
能登半島地震 「ペットボトル湯たんぽ」で快眠を! (断水時 川の水を利用)
日本列島を寒波が襲っています。この先もしばらく真冬らしい寒さが続く見込みです。
寒い日の夜は、布団も冷たく、体が冷えてなかなか寝つけないという人も多いのではないでしょうか?
実は、快眠と体温とは深い関係があり、体が冷えてしまうと眠りにつくまでに時間を要してしまい、眠りも浅くなってしまいます。そこで今日は、簡単に布団を温められる「ペットボトル湯たんぽ」をご紹介します。いい眠りで体の疲れをしっかりとってくださいね。
日本列島を寒波が襲っています。この先もしばらく真冬らしい寒さが続く見込みです。
寒い日の夜は、布団も冷たく、体が冷えてなかなか寝つけないという人も多いのではないでしょうか?
実は、快眠と体温とは深い関係があり、体が冷えてしまうと眠りにつくまでに時間を要してしまい、眠りも浅くなってしまいます。そこで今日は、簡単に布団を温められる「ペットボトル湯たんぽ」をご紹介します。いい眠りで体の疲れをしっかりとってくださいね。
ポイント解説へ
湯たんぽってどんな道具?
「ペットボトル湯たんぽ」の作り方
「ペットボトル湯たんぽ」で快眠!
湯たんぽってどんな道具?
最近ブームの湯たんぽ!
最近ブームの湯たんぽ!
湯たんぽは辞書的で調べると「中に湯を入れ、寝床などに入れて足や体を温める金属製または陶製の道具」とあります。室町時代に使用されていた記録が残っており、非常に古くから愛用されている暖房器具のひとつです。
①光熱費がほとんど掛からず、経済的である
②室内の空気を汚したり、乾燥させることもない
③環境にもやさしい
④震災時に防災グッズとしても注目され、実際に役立った実績がある
このように湯たんぽは、近年大変見直されている暖房器具なのです。
「ペットボトル湯たんぽ」の作り方
やわらかめのペットボトルは避けましょう
やわらかめのペットボトルは避けましょう
“作り方”といってもペットボトルを用意して、お湯を入れるだけなので、特別なことは必要ありません。
いくつか注意点をおさえておきましょう。
■湯温
沸騰させると熱すぎてしまいますし、ペットボトルが破損する恐れがあるので、湯温は50℃程度に。
直に熱めの湯温のペットボトルを足で触れていると、低温やけどを起こす恐れもあります。
■ペットボトル
お茶などホット用のしっかりした厚さがあるペットボトルが安心です。薄手でやわらかいペットボトルは、熱めのお湯を入れるのに不向きなため避けましょう
■湯の量
7〜8割程度にして満タンにしないこと。満タンにすると膨張してペットボトルが破損する恐れがあります。
フタをきっちりしめ、そのまま布団の中に入れてもOKですし、心配な方はペットボトルにタオルを巻き、ゴムでとめると安心です。
「ペットボトル湯たんぽ」で快眠!
「ペットボトル湯たんぽ」で快眠を!
「ペットボトル湯たんぽ」で快眠を!
「ペットボトル湯たんぽ」が大活躍するのは、就寝時です。使い方をご紹介しましょう。
■500mLのペットボトル×3本
持ち運びが容易な500mLサイズがおすすめです。布団の入口部・中央部・下部の3ヵ所に配置するとで、寝具全体がホカホカに温まります。
■就寝の10分ほど前に布団の中に入れておく
湯たんぽは徐々に熱を放出して冷えていくのですが、布団の中の空気が温まるとそれ以上温度が下がらない“熱平衡状態”(物理で習いましたね)になります。ですから、朝になってもほんのり温かいままです。
ちなみに、その水を凍結したフロントガラスにかければ、氷も溶けて一石二鳥ですね。
── 最後に。。。
「ペットボトル湯たんぽ」はとても便利ですが、ペットボトルはそれ専用に作られているわけではありませんので、取り扱いには十分注意してくださいね。
///