イオン 岡山 周辺 岡山市の歩行者天国実行委が発足


岡山市中心部の西川緑道公園筋で市が社会実験を進めてきた歩行者天国の定期開催に向けた実行委員会が5日、発足した。企画・運営を実行委が担い、2017年度以降は社会実験から移行して、民間主体で中心市街地のにぎわい創出を図る。 実行委は、飲食店や商店など沿道の事業者や同公園を利用するイベント関係者、まちづくりに詳しい岡山大准教授ら計12人と市で構成。同日、岡山大学外施設の西川アゴラ(北区田町)で設立総会が開かれ、大森雅夫市長が「社会実験から定期開催となって市民がより楽しめれば、中心市街地の回遊性向上につながる」と述べた。 総会では、市が3月19日に予定する16年度4回目となる社会実験の企画・運営を実行委が担当するほか、西川周辺の新たな魅力を発信することなどを盛り込んだ実行委の規約などを承認。委員長には、同公園沿いでワインショップと飲食店を経営する山本和志さん(47)を選出した。 当面、実行委は3月の社会実験に向けて、内容を検討する。17年度以降の事業計画や開催経費の負担方法などは今後、詰めるが、市は17年度の当初予算案に関連経費を盛り込む方向で調整する。 市は15年度から社会実験を始め、15、16年度に各3回実施。市長は昨年9月の会見で、17年度から民間主体による定期開催を目指す意向を示していた。実行委の主催となっても、歩行者天国は市の実験と同じ桶屋橋(北区本町)—県庁通り(同錦町)の約270メートル区間となる見通し。