イオン 岡山 周辺  市内の路面電車、小1は無料 「路面電車まつり」  岡山駅前

 
 公共交通に親しんでもらおうと、岡山市中心部で路面電車を運行する岡山電気軌道(同市中区徳吉町)は、同市内の小学1年生を対象に無料パスの配布を始めた。10日、JR岡山駅前で記念の贈呈式を開いた。 パスは名刺サイズで、来年3月末まで土、日曜、祝日に限り東山、清輝橋両線の全区間が無料となる。おかでんミュージアム(同東山)への入館も無料でできる。 贈呈式は、この日あった「路面電車まつり」のオープニングに合わせて催され、小嶋光信社長が「電車を通じて街を好きになってもらい、将来の街づくりの担い手になってほしい」とパスを拡大した見本を市内の1年生4人に手渡した。同市立東疇小の男子児童(6)は「家族でいっぱい出かけたい」と笑顔を見せていた。 路面電車まつりは同社本社を含めた2会場であり、子どもたちや親が電車の運転体験や模型の展示などを楽しんだ。

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岡山 路面電車まつりでにぎわい 岡山駅前


 JR岡山駅前と東山車庫(岡山市中区)で10日、第22回路面電車まつりがあり、家族連れなど多くの人たちでにぎわった。

 岡山駅前ではキーボードやドラムなどのバンドによる演奏が流れ、訪れた人たちは出店の焼き鳥やかき氷を口にしながら楽しんだ。主催のNPO法人「公共の交通ラクダ」が作った鉄道模型も展示。岡山の町並みをモチーフにしたジオラマの町を鉄道模型が走る様子を、子どもたちは食い入るように見つめていた。

 山陽女子中学・高校のJRC部は、貧困に悩むタイの山岳民族などへの支援のためのチャリティーバザーを出店。手作りクッキーやポップコーンを販売した。

 父親と訪れた小学1年の中堀光一郎君は鉄道模型を見て、「電車が好きだから楽しい」と笑顔だった。

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