ゲノム変異、修復困難で死滅? コロナ第5波収束の一因か ( ウイルスの自壊仮説の証拠か? (エラー・カタストロフ説))
新型コロナウイルスの流行「第5波」の収束には、流行を引き起こしたデルタ株でゲノム(全遺伝情報)の変異を修復する酵素が変化し、働きが落ちたことが影響した可能性があるとの研究結果を国立遺伝学研究所と新潟大のチームが30日までにまとめた。
8月下旬のピーク前にはほとんどのウイルスが酵素の変化したタイプに置き換わっていた。このウイルスではゲノム全体に変異が蓄積しており、同研究所の井ノ上逸朗教授は「修復が追いつかず死滅していったのではないか」と指摘する。
研究は10月に開かれた日本人類遺伝学会で発表した。
この酵素は「nsp14」。
/////「なぜ減ったのか」「第六波はいつ来るのか」
以下、専門家17人に尋ねた「なぜ感染者が減ったのか」の分析(以下、【なぜ減少】と表記する)、「第六波はいつ来るのか」の予測(以下、【第六波は】)を、以下で紹介する。
●一石英一郎・国際医療福祉大学病院教授
【なぜ減少】ワクチン接種、行動変容など個々の要因はあるが、原因はわからない。ウイルスの弱毒化もしくは、変異を重ねたことで自滅したという理論もある。ただ油断せずに備えてほしい。
【第六波は】……この冬(11月~3月)/すでにリバウンドが起きているイギリスを見ると、感染者数はピーク時の5~6割くらいになるのではないか。高齢者の接種が進んでいるので死者は減ると思う。
●二木芳人・昭和大学医学部客員教授
【なぜ減少】ワクチン接種と行動変容の2つが大きな要素だ。一方で、日本は今でも検査が不足しているため、数字に表われない無症状の感染者が多い可能性が否定できない。
【第六波は】……この冬(11月~3月)/北海道は他の地域に先行して季節性の感染者増が生じる傾向がみられるが、すでに感染者数の下げ止まりが窺える。仮に北海道で感染拡大が起きれば、2~3週間後に本州も感染拡大の可能性がある。
●金子俊之・医療法人社団「松寿会」理事長
【なぜ減少】欧米と比べ、日本や東南アジアは感染者が少なく、コロナに対する抵抗力が比較的あったことも大きい。
【第六波は】……この冬(11月~3月)/風邪やインフルエンザと同様、呼吸器感染症のため、ある程度の感染者増は避けられない。ただし、デルタ株のような変異株が出なければ、感染者増の波は小さいのではないか。
●讃井將満・自治医科大学附属さいたま医療センター副センター長
【なぜ減少】季節性など要因は複数考えられるが、ワクチン接種のタイミングが良かったのが大きい。6~8月に急速に接種が広まったので、抗体が減っていない人が多い。
【第六波は】……この冬(11月~3月)/初期に接種した高齢者の抗体が減っていることに加え、緊急事態宣言のような行動制限が課されないため、どうしても「小さな波」は来るでしょう。
●高橋弘毅・即仁会北広島病院・札幌呼吸器医学研究所所長
【なぜ減少】ワクチンによる効果が一番大きいが、マスク着用と室内換気の意識付けが浸透したことも要因の1つ。人流が戻り、通勤通学の満員電車でも感染拡大しないのは大きい。
【第六波は】……この冬(11月~3月)/現状だとあまり大きな波にはならないのではないか。ただし、抗体の減少がどれほどのスピードで進むのか、新たな変異株が現われないかといった不安要素もある。
●勝田吉彰・関西福祉大学教授
【なぜ減少】クラスター報道があったデパ地下など、高リスクと認識された場所へのピンポイント的な人流減少に加え、ワクチン接種率の向上、換気の徹底などの要因が合わさったことによるものでしょう。
【第六波は】……この冬(11月~3月)/欧州で感染者が増えているため、感染者増は避けられない。ただ、ワクチン接種率が上がっているので死者や重症者はさほど増えないのではないか。医療崩壊には繋がらない可能性も高い。
●森田洋之・ひらやまのクリニック院長
【なぜ減少】人流抑制や感染対策ではなく「ウイルス側の要因」が一番大きいと考えている。これまでの波は変異株ごとに起き、2~3か月の周期を繰り返してきた。今回も同じパターンではないか。
【第六波は】……この冬(11月~3月)/これまでは流行の収束期に次の変異株が出始めていたが、今回はまだ第六波を形成する株が見えていない。だから、谷間が長くなる可能性はあるが、冬の間には来るでしょう。
●中原英臣・新渡戸文化短期大学名誉学長
【なぜ減少】医学的には理由がわからない。ただ、感染症の流行は一定の周期で繰り返される。人流抑制や行動変容、ワクチンの影響もあるかもしれないが、収まる周期に入ったことが大きい。
【第六波は】……この冬(11月~3月)/季節性で感染が拡大するため、冬になって乾燥して寒くなると、感染者は増えると考えるのが自然だ。ワクチンのおかげで規模は小さくなると思う。
●上昌広・医療ガバナンス研究所理事長
【なぜ減少】季節性によるものでしょう。夏は増え、秋は減少する。昨年も同様でしたし、海外でも同じ傾向が見られる。イスラエルの感染者増を見ると、ワクチンの効果よりも要因としては大きい。
【第六波は】……11月/感染症には季節性があり、冬に拡大する。日本より寒いロシアやイギリスでは既に感染が広がっている。今後コロナとは季節性の傾向を見て、備えていくことになる。
●高橋謙造・帝京大学大学院公衆衛生学研究科教授
【なぜ減少】ワクチンの一定の効果に加え、季節性の影響でしょう。海外の論文ではコロナも湿度や紫外線が感染に影響していると指摘があった。
【第六波は】……11月/コロナの感染は季節性によるため、昨年同様、この時期から増えていくだろう。特に今年は冷え込みが一気に強まったため、昨年より早く感染拡大が起きるのではないか。
●久住英二・ナビタスクリニック理事長
【なぜ減少】人々の行動の変容やワクチン接種率の向上、季節性などの要因が考えられる。例年9~10月は医者がヒマになる時期なので、コロナも同じサイクルに当てはまっているのかもしれない。
【第六波は】……11月/イギリスのデータを見てもワクチンで感染拡大を抑えられないのは明らか。ただし、重症者や死者は減る。感染症は同時にピークにならないので、インフルエンザに先駆けて起きるのではないか。
●児玉栄一・東北大学災害科学国際研究所教授
【なぜ減少】これほど急激に減るのは初めてで、理由はわからないというのが本音。100年前の「スペインかぜ」も一気に広がって一気に減った。ウイルスの変異を疑っているが根拠はない。
【第六波は】……11月/大規模な第六波は6:4くらいで起きる可能性があると思う。来るとしたら、インフルエンザと同じシーズン。感染者は増えますがワクチン接種が進んだので、重症者や死者は減るでしょう。
●水野靖大・マールクリニック横須賀院長
【なぜ減少】ここまで急激な減少は説明できない。あくまで仮説だが「無症状の感染者が免疫を獲得した」「ウイルスに変異が起きて感染力が低下した」のではないか。
【第六波は】……12月/高齢者の接種から半年が経過する12月ごろから感染者数は増えていくでしょう。3回目接種が早くて1月なので、その間に感染者はかなり増えるのではないか。
●和田眞紀夫・わだ内科クリニック院長
【なぜ減少】季節性によるものでしょう。すでにイギリス、ベルギーなど欧州では感染が拡大していて、感染者数の増減は世界の季節性変動に関連している。
【第六波は】……12月/高齢者の抗体が減る一方で、子供がワクチンを打てておらず、感染拡大の温床になっている。3回目接種も第六波には間に合わない。政府、国民に危機感が薄れているのも懸念。
●倉持仁・インターパーク倉持呼吸器内科院長
【なぜ減少】人流などに変化が見られない以上、ウイルスの変異過程で発病力、感染力が弱まったのではないか。また、感染者のモニタリングができていないので、無症状の感染者は多くいるだろう。
【第六波は】……1月/ワクチンの接種率は上がっているが、接種後も感染することは判明している。感染症は季節性に左右されるので、人流も増える年末年始を挟んだころにピークがくる。
●北村義浩・日本医科大学特任教授
【なぜ減少】人流の抑制、感染症対策の徹底、ワクチン接種、酷暑といった複数の要因が重なったため。マスコミがコロナ孤独死など悲惨な実態を報じたことも効果があった。
【第六波は】……不明・その他/ワクチン接種が今後も浸透すれば小さな波で済むのではないかと見ているが、変異株がいつ出てくるか、その感染力がどれほどかによって変わるだろう。
●岩間洋亮・心越クリニック院長
【なぜ減少】「ウイルスが変異して弱毒化した」「ワクチン接種が進んだ」「PCR検査を受ける人が減った」の3つが考えられる。感染しても症状が出ない人が増えたので、検査を受けなくなったことが大きい。
【第六波は】……不明・その他/来ないことを願うが、わからない。日本より緯度の高いロシアやイギリスで流行している株が入ってきたら、第六波はかなり大きくなると思う。入ってこなければ小規模になるのでは。
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全国の比較 (1018 と0818)
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尾身会長の「5つは本当?」
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なぜ東京の感染者は減少しているのか? 専門家3つのポイント指摘 (「ワクチン」「行動変容」「人流の変化?」) / ウイルスの自壊仮説 東大名誉教授 児玉龍彦氏 メモ
今回の第5波急減の要因は?
(人流抑制、行動変容、ワクチン接種の進展、ウイルスがコピーミスによって自壊してきている(エラー・カタストロフ説)など、??)
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全国の比較 (1018 と0818)
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8月中旬をピークに減少に転じている東京の感染者数。一体なぜ?感染者数は減少しているのか?
その要因について専門家は具体的な3つのポイントを指摘しています。それが「人流」「行動変容」「ワクチン」です。この3つのポイントについて、数字やデータを使って解説します。
0921動画 ニュース
/////冬に再拡大も? 第5波の感染“急減”ナゼ…行動制限緩和へ動きも
https://www.youtube.com/watch?v=3qd2HY6_5S4/////
ウイルスの自壊仮説 東大名誉教授 児玉龍彦氏 メモ
東京大学先端科学技術研究センター がん・代謝プロジェクトリーダー 児玉龍彦
東京大学先端科学技術研究センター がん・代謝プロジェクトリーダー 児玉龍彦
「エラーカタストロフの限界」を超えるコロナウィルス変異への対応
【急激なピークアウト 変異の末「自壊」か?】報道1930まとめ21/9/21放送
https://www.youtube.com/watch?v=TmGfDgds88M /////
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新型コロナの「急速な収束」はなぜ起きたのか:児玉龍彦氏に聞く「エラー・カタストロフの限界」との関係は
この夏にあれだけ猛威をふるった新型コロナが、ここにきてなぜか急速に収束している。収束の理由は、ワクチン、季節要因、行動変容などの説が出ているが、新型コロナの変異は免疫不全の患者の中で起きた説もある。この説に関係する「エラー・カタストロフの限界」とともに収束の理由について考える(この記事は2021/10/05の情報に基づいて書いています)。
変異株はどうやって生まれるか
一般的に、新型コロナウイルスのような存在はウイルスだけでは増殖できず、感染してヒトのような宿主のタンパク質(複製や転写に必要な酵素)を利用して増殖する。生命の定義にはいろいろあるが、自分だけで増殖できないウイルスのような存在は生物と無生物の中間のようなものだ。
一方、生命の進化は、遺伝子が複製されるとき、エラーや遺伝子の組み換えなどによって起きる。ウイルスも宿主の酵素を利用して増殖するため、複製の際にはエラーが起き、変異する。
新型コロナでいえば、英国で広がったアルファ株、南アフリカ由来のベータ株、インドで変異が起きたと考えられる感染力の強いデルタ株などの変異株がそれだ。タンパク質の主な変異は、アルファ株がN501Y、ベータ株がN501YとE484K、デルタ株がL452RとE484Qになっている。
それぞれの3ケタの数字は新型コロナが感染する際に必要なスパイクタンパク質のアミノ酸配列の番手を示し、数字を挟むアルファベットはアミノ酸の略号記号で左端のアミノ酸が右端に変異したことを表す。例えば、アルファ株のN501Yは、501番目のアミノ酸配列でNのアスパラギン(アスパラギン酸ではない)がYのチロシン(タイロシン)へ置き換わっているわけだ。
では、こうした変異はどうやって起きているのだろうか。英国などの研究グループが2021年2月に『nature』に発表した論文(※1)によれば、こうした変異は免疫力の落ちた患者個人の中で起きた可能性があるようだ。
ゲノム修飾(エピゲノム)による創薬研究を進める東京大学先端科学技術研究センターの児玉龍彦氏(東京大学名誉教授)もそう考える一人だ。無症状患者への積極的PCR検査を提唱してきた児玉氏は、東京大学アイソトープ総合センターのホームページへ2021年8月に出した資料で、新型コロナウイルスの複製エラーの修復(校正)システムに変異が起き、多様な変異株の出現になったのではと述べている。
以前の研究から、新型コロナウイルスを含むコロナウイルスの仲間は、ほかのRNAウイルスにはない複製エラーを修復(校正)するための一群の酵素を持つことがわかっていた(※2)。重要なのは「nsp(non-structural protein)14」と呼ばれる切断酵素だが、これはほかのRNAウイルスに比べて約3倍も長いゲノム(10k塩基:30k塩基)のコロナウイルスが、長大なゲノムに生じる複製エラーを修復(校正)するために獲得したシステムと考えられている(※3)。
前出の資料の中で児玉氏は、新型コロナウイルスの増殖のスピードがなぜ速いのか正確にはまだわかっていないとしつつ、中国の武漢株が変異して中東からヨーロッパへ広がったD614G(D=アスパラギン酸、G=グリシン)変異株が、その後の変異の根源ともいえる「幹ウイルス」としている(※4)。そして、その後の変異株を表すN501YといったウイルスでもNのアスパラギンがYのチロシンに変わっただけでなく、その他の多くのアミノ酸や核酸の配列で変異が起き(※5)、L452R変異のデルタ株でも多くの亜株がある(※6)ことに注意すべきという。
エラー・カタストロフの限界とは
こうした多様で急速な変異が、大勢の感染者で同時に起きて固定化されたとは考えにくい。前述したように、臨床研究の症例報告などから、一人の患者個人、特に免疫不全の患者の中で変異が急速に起き、それが広まったと考えられるのだという(※7)。
このように多くの変異がある新型コロナウイルスだが、複製エラーは合目的的ではなくランダムに起きるはずが、なぜ感染力が強くなったりするのだろう。また、新型コロナがなぜここにきて日本では急速に収束しているのだろうか。
これらについて児玉氏に直接、メールで質問した。それによれば、新型コロナウイルスでは「幹ウイルス」とも呼ぶべきD614G変異株で「正の選択(Positive Selection、筆者注:突然変異が生存に有利になる選択)」がかかっているという。
児玉「注意すべきは、新型コロナウイルスにD614Gの変異とともにnsp12(筆者注:前述した酵素群の一つ)などに別の変異が入っており、D614Gとリンクした他の変異がこの『正の選択』に関わっている可能性も否定できません」
だが、新型コロナウイルスには複製エラーを修復(校正)する酵素がある。しかし、多様で急速な変異が起きているが、そうなるとウイルスはどうなるのだろうか。
児玉「進化生命学には、ノーベル賞受賞者でもあるエイゲン(Manfred Eigen)が1971年に予言(※8)した『エラー・カタストロフの限界(ミスによる破局)』という概念があります。新型コロナウイルスの変異は、本来ならこのエラー・カタストロフの限界によって自壊するはずですが、デルタ株ではこの限界を超えて感染が広がりました。しかし、これは前述したように免疫が抑制された一人の患者個人の中での進化で、ヒトの身体の中にはウイルスのRNAを変異させる酵素(APOBEC遺伝子群)があり、そこで治療薬やワクチンに対する抵抗性を持ったウイルスに進化したと考えられます。しかし、免疫力のある一般の人では弱くなるでしょう」
新型コロナウイルスがエラー・カタストロフの限界によって自壊し、それが影響して収束したのか、その関係についてはまだよくわからない。だが、免疫不全の患者などでの変異を注意深く観察することで「正の選択」への変異を防げるかもしれないということだ。
児玉「私は東京型・埼玉型の流行の時にピークアウトを考えたのですが、その後は確かに日本国内では収束に向かいます。しかし、東京オリパラのため、入国が緩和されたことでアルファ株、デルタ株、南米起源の変異株と、世界の変異株が日本へ容易に入り込んできています。しかもその多くは一般の人でなく、免疫不全と特定の方に遷延した感染の中で起こっています。別の特殊な変異が起こらないか、世界で協調して監視する必要があります」
かなり強力な感染防御対策を講じているニュージーランドでも、感染力の強いデルタ株はなかなか防げないようだ。そのデルタ株が支配的な日本で急速に感染者数が減っているのは妙だが、エラー・カタストロフの限界によって自壊しているのだとしても感染防御の手を緩めてはいけない。
また、仮に新型コロナウイルスが弱毒化し、無症状や軽症の感染者が多くなっているとすれば、その個人の中で変異株が誕生する危険性もある。季節性の要因も否定できないのだから、今後より気を引き締めて第6波の到来を防がなければならないだろう。
※1:Steven A. Kemp, et al., "SARS-CoV-2 evolution during treatment of chronic infection" nature, Vol.592, 277-282, February, 5, 2021
※2:Lorenzo Subissi, et al., "SARS-CoV-2 ORF1b-encoded nonstructural protein 12-16: Replicative enzymes as antiviral targets" Antiviral Research, Vol.101, 122-130, 2014
※3:Fran Robson, et al., "Coronavirus RNA Proofreading: Molecular Basis and Therapeutic Targeting" Molecular Cell, Vol.79, No.5, September 3, 2020
※4:Bette Korber, et al., "Tracking Changes in SARS-CoV-2 Spike: Evidence that D614G Increases Infectivity of the COVID-19 Virus" Cell, Vol.182, Issue4, 812-827, August, 20, 2020
※5:Kai Kupferschmidt, "Fast-spreading U.K. virus variant raises alarms" Science, Vol.371, Issue6524, January, 1, 2021
※6:Zianding Deng, et al., "Transmission, infectivity, and neutralization of a spike L452R SARS-CoV-2 variant" Cell, Vol.184, Issue13, 3426-3437, June, 24, 2021
※7-1:Bina Choi, et al., "Persistence and Evolution of SARS-CoV-2 in an Immunocompromised Host" The New England Journal of Medicine, Vol.383, 2291-2293, December, 3, 2020
※7-2:Victoria A. Avanzato, et al., "Case Study: Prolonged Infectious SARS-CoV-2 Shedding from an Asymptomatic Immunocompromised Individual with Cancer" Cell, Vol.183, Issue7, 1901-1912, December, 23, 2020
※8:Manfred Eigen, "Selforganization of Matter and the Evolution of Biological Macromolecules” Die Naturwissenschaften, Vol.58, 1971
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ウイルスの自壊仮説。
児玉教授
今、日本では退院する時にPCR検査、あまりやっていないです。欠片が残るからやらなくていいということが言われてますが残念ながらこれは非常に危険です。免疫力の弱い人は一旦治ったように見えてもある時期でまた増えていくとかそういうことが非常によくありますから↓
昨日の #報道1930 の児玉先生の話、興味深くて専門家ってさすがにすごいなぁって思いました。
変異を繰り返して絶滅の道を辿るのかと思いきや、そこをかいくぐって生き残るヤツがどんな性質になるのか。
生物の進化にも通じるような壮大さを感じました。
東大教授 児玉氏
ウィルスが変異しすぎて自己存続遺伝子まで変異させてるのじゃないか(=自滅)
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第6波にどう備えるか
児玉先生
①予測を正確にする
地域や世界の状況をゲノム解析で見ていく
②いろんな医療機関が一般の診療として行える様に準備する
医療従事者に対する3回目のワクチン接種
③PCR検査と抗体検査が必須
感染ーn抗体ワクチンーs抗体
④感染集積地を日本の中でなくしておく
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児玉先生驚くべきお話!
最後の方視聴!
免疫不全患者の体内で“異例”の変異。
レムデシビルや抗体カクテルなどを投与。遺伝子に多くの変異が起きていく!
「人間の酵素が微生物のRNAをどんどん変異させていってしまう」
微生物は残ってる場合も日本国旗は退院時検査せずは再燃するリスクあり危険疲れた顔
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堤さんのまとめが分かりやすかった。
・PCR検査をもっと徹底してやる
・退院するときに必ずやる
・市中での社会的検査を増やす(無症状も含む)
・世界的に~新たな変異株の出現を抑えるために発展途上国などで検査・ワクチン接種の推進
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超高度な医療専門家の解説が
素晴らしい
児玉教授によると
ワクチンと同様、抗生剤を一つ使うと
耐性が出来るのでとても危険
故に2種類混ぜるカクテル療法が
非常に重要なんだと
専門外のコメントに嫌気がさしていた中
専門用語は難解だが本当に納得させられた
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予測を正確にやる
PCR検査と抗体検査をセットで行う
(ゲノム解析は全てやる)
感染集積地を作らない
医療従事者への3回目のワクチン接種など?
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ゲノム解析徹底で今後の感染予測をする
PCR検査の徹底
必ず抗体検査をする
N抗体(感染による)
S抗体(ワクチンによる)
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松原「今何をすべきか」
松本「ワクチン接種を進める」
堤「PCR検査をもっと進める。世界的には変異株の検査、ワクチン接種の推進」
児玉「(ゲノム解析で)予測を正確にする。PCR検査、特に抗体検査が必須。感染集積地を減らす」
私は以前から感染集積地の撲滅の提言に共感してます。
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0913
0913
なぜ東京の感染者が急減少しているのか・・・コロナ対策専門家に聞く【報道特集】
動画 ニュース
新型コロナウイルスワクチンの2回目接種が終了した人は国民の約5割。全国の感染者数も減少傾向が続いています。その要因を、報道特集・皆川玲奈キャスターが、東京感染症対策センター(東京iCDC)専門家ボードの賀来満夫座長に聞きました。
皆川玲奈キャスター:
現在のコロナの感染者数の推移について伺いたいと思います。東京は最近1000人台で推移していますけれども、どうして減ってきたんでしょうか?
東京感染症対策センター 専門家ボード 賀来満夫 座長:
感染者数が減っている要因としては、様々考えられますけれども、私は3点挙げたいと思います。
まず1点目は、ワクチン接種が着実に進んできている。いわゆるワクチン効果が見られるようになってきているのではないかと思います。東京都内では、65歳以上の高齢者の方の85%の方が2回接種を終えられています。または、都内全体で見ますと4割近い方が2回接種を終えられているわけです。そこで高齢者の方のワクチン接種率と、いわゆる新規感染者数、あるいは重症者数を見てみますと、これ1回、2回とですね、接種率が上がるにつれて、改善してきているんですね。特に2回目の接種率が60%ぐらいを超えてくると、重症化する方の割合がかなり改善しているということが解析されています。そういう意味ではまず1点目は、ワクチン接種の影響があるということだと思います。
2点目はやはり人流です。いわゆる人の流れが減少している状態が比較的長く続いているということです。お盆明けからですね、2週間で若干、人流は増加したんですけれども、その後また下がってきています。いわゆる6月末からお盆あたりの7週間、またその後、2週間少しは増加しましたけど、その後も減少してきている。このようにですね、人流、人の流れが長期間にわたって抑制されてきているということが2番目の要因として挙げられると思います。
3点目は、多くの方がリスクに繋がる行動を回避した、リスク回避行動というものが見られたと思います。これは東京都で1日あたり5000人を超えるような新規感染者数、あるいは医療体制が非常にひっ迫しているというようなこと、あるいは災害レベルというような報道もありました。またデルタ株で、若い方の感染が拡大してきている、あるいは妊婦さんの感染とかですね、様々な報道がありました。こういった報道をですね、しっかり都民の方が認識をして、リスクに繋がる行動を回避してきた。そういった危機意識を持って都民の方が協力していただいている。都民の方の努力といったようなことがある。すなわち、ワクチン接種、そして人流が比較的長期に減少している。そして多くの都民の方のリスク回避行動が今の感染の減少に至っている原因ではないかと思います。
皆川:
今後の見通し、減少傾向は続くのでしょうか?
賀来 座長:
ここ1、2か月で感染がどう推移するかについては、やはりプラスの要因とマイナスの要因を考えていく必要があると思います。プラスの要因はワクチン接種が進むということですね。それから、抗体のカクテル療法などが実用化されてきている。実際に実施されてきていて、東京都でも95%といったような非常に優れた有効性が認められています。また現在、経口薬、経口の治療薬の試験も進んでいまして、この冬にかけて実用化する可能性も出てきています。ですから、ワクチン接種、そして抗体カクテル療法、経口の治療薬などで感染者数を減らしていけるというようなプラスの要因があると思います。
もう一方、マイナスの要因としては、これはイスラエルなどで認められているんですけれども、ワクチン接種が進んで、一旦、新規の陽性の患者数が減ったんですけれども、やはりそのことで行動制限の緩和や、マスクの着用などをしなくてもいいというような、感染対策が徹底されていないことがあったんですね。そうしますと、やはりマイナス要因としては、このような感染の減少傾向が続いて、行動を緩和してもいい、あるいは感染対策はそれほどしなくてもいいといったようなことが起こってくると、これはマイナス要因として働きます。
ですから、ここ1、2か月はこのプラスの要因とマイナスの要因のバランス、どちらが上回るか、それによってここ1、2か月の状況が変わってくるということになると思います。
皆川:
ということはワクチン接種をこのまま進めていって、さらに今までのコロナ対策を同じようにやっていけば、新規感染者数はどんどん、例えば今、千人台ですけれども、東京の場合だったら数百人台、百人台まで減っていくことは可能なんでしょうか?
賀来 座長:
諸外国の例を見てみますと、ワクチン接種が約6割ぐらいの段階で行動を緩和していくと、また再び感染が拡大していますね。ですからワクチン接種率を8割から9割、ワクチンを受けられない方もおられますので全員が受けられるわけではないのですが、ワクチン接種が8割から9割、全世代において打たれ、そして感染予防を徹底し、リスクに繋がる行動を抑制する。いわゆる人流も爆発的に増えていくってことがないということになりますと、かなり下がってくる可能性はある。これが何百人台まで下がるかはまだわかりませんけれども、かなり今の状況を改善できる傾向が出てくると思います。
皆川:
そんな中、東京は緊急事態宣言が9月末まで延長されましたけれども、期間や、この対策は今とるべきものとしては最適なものなのか、先生の見解を教えてください。
賀来 座長:
今ちょうど感染が減少傾向になりつつあります。そういった意味で、これを延長していくということは非常に重要なことだと思います。東京都のいろんなステージ分類で見ますと、東京都ではいまだにステージ4の段階が多いわけですよね。そこで病床の占有率とか、重症者用のベッドの占有率など見ますと、まだかなり高いです。いわゆる医療体制はいまだひっ迫している状況にある。こういった中でやはり、緊急事態宣言が解除されるということは、非常に医療体制のひっ迫を、また再びそれを継続させることになりますので、今の段階で、やはり9月末までの延長というのは、これは今の医療体制から見ますと非常に重要なことではないかと思います。
皆川:
では宣言解除の目安は何でしょうか?
賀来 座長:
今回新たに政府の方で宣言解除の目安数を出されましたね。これは病床使用率が50%未満ですとか、あるいは重症の患者さんの病棟の使用率が50%未満、あるいは中等症が改善してきていることなど、いくつかのことが要件として挙げられていますけれども、こういった要件を満たすためには、まだかなり厳しいと。特に重症の患者というのは、新規の感染者の報告に遅れて、重症化している患者さんが報告されてきますので、この状況をみますと、なかなか解除というのは厳しいなというふうに思います。一方で、ワクチン接種の進み、そして抗体カクテル療法などが実際の臨床現場で使えるようになってきますと、プラスの要因として働きますので、こういったことで、急速に感染状況が改善していくということも一方ではあるので、やはりその状況をしっかりと見極めながら、解除ということを考えていく必要があると思います。
皆川:
そこに行くためにはやはりワクチンの接種率は全世代の8割から9割ぐらいが望ましいと先ほどおっしゃってましたけれども、やはりそこですか。
賀来 座長:
そうですね。やはり11月の行動制限の緩和という議論が出ていますけれども、これにはどのような状況になっているのか、ワクチン接種率が80%から90%に達して、そしてさらに、ブースター接種というようなことも十分考慮に入れた上で、現在の状況、刻々と変わるこの感染状況をしっかりと科学的に分析し、その結果に基づいて一気にではなく、段階的に緩和していくというような政策が求められると思います。
///// 尾身会長の「5つは本当?」
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尾身会長「感染減少に5つの要素」
菅総理大臣の記者会見に同席した「基本的対処方針分科会」の尾身茂会長は、今後、再び感染が拡大する第6波に備えるためには今回、なぜ感染者数が急激に減少したかを分析しておくことが重要だとして「7月から8月にかけて夏休みや4連休、お盆休みという感染を急増させる要素が集まっていたが、この要素が無くなったことが感染者数減少の背景にあると思う」と話しました。
そして「感染者数減少の要因として、それぞれどれだけ影響したかは今の時点では分からないが、5つあると考えている。
▼深刻な医療のひっ迫が報道されたことで一般の人たちが危機意識を高め、今まで以上に協力してくれたこと。
▼夜間の繁華街の人出が目標の50%減少には届かなかったものの、長い期間にわたって20%から30%の減少が続いたこと。仮説ではあるが、ワクチン未接種の人たちの夜間の人出が減少したとみられることも大きいと考えている。
▼さらにワクチン接種の効果も確かにあったと思う。詳細な分析をするには抗体保有率の厳密な調査が必要だ。
▼ワクチンの効果もあり医療機関や高齢者施設での感染が減少したこと。これまでの流行のように若い世代から医療機関や施設の高齢者にうつらなかった。
▼気温や降水など気象も要因になったと考えている。今度さらにどうして感染が減少したのか分析を続けていきたい」と述べました。
/////日本のコロナ感染者数の急減は「驚くべき成功例」─英紙報道
──ワクチン接種とマスク着用が貢献か。デルタ株固有の特性だとみる専門家も
「日本では驚くべきことが起きた」とガーディアン紙
国内の新型コロナウイルスの新規感染者数は現在、1日あたり500人から1000人程度で推移している。8月20日には2万5000人超を記録したが、それ以降急速な減少をみせてきた。ピーク時のおよそ2%にまで減少した計算になる。
データ:世界の引っ越したい国人気ランキング、日本は2位、1位は...
この劇的な変化について英ガーディアン紙が10月13日、『瀬戸際からの復活:日本が新型コロナの驚くべき成功例になった理由』と題する記事を掲載し、目を見張る状況の変化であると報じた。
記事は8月前後の最悪期の混乱を振り返り、病床不足によって自宅療養を余儀なくされる人々が現れたと述べる。また、当時の菅首相が五輪開催を強行したために支持率の低下と退陣を招いたほか、首都近郊の緊急事態宣言を長期化させる要因にもなったとも論じている。
そのうえで閉会後2ヶ月のあいだに「日本では驚くべきことが起きた」と述べ、東京都の新規感染者数が1日あたり49人にまで減少したことなどに触れている。49人という数字は、感染者数がまだ少なかった昨年6月以来の低水準だ。
世界的に感染者数はゆるやかに減少しているが、同紙はイギリスなど一部の国と地域はいまだ高い水準に苦しんでいると述べ、目覚ましい改善が見られる日本と対比している。
■ 急減の理由は
減少の理由については国内でもはっきりとした説明が確立していないが、ガーディアン紙も断定的な理由づけを行なっていない。ただ、2つの要因が大きく影響した可能性があるとみている。
1つ目は、ワクチン接種の浸透だ。日本は接種の開始時期こそ諸外国に遅れを取ったものの、現在では人口の約65%がワクチンの2回接種を終えており、これが新規感染を食い止めた可能性がある。
一方、イギリスで必要回数の接種を完了している率は現時点での日本と同程度だが、ここ1~2ヶ月ほどは伸び悩んでいる。オーストラリアは55%前後と、日本を10ポイント程度下回る。両国では反ワクチン・デモが行われ、警官隊と衝突して負傷者を出すなどしている。アメリカの完了率もオーストラリアと同程度で、なおかつ伸び悩んでいる。
2つ目の要因として、マスク着用への抵抗感の少なさが幸いした可能性があるという。ガーディアン紙は「諸外国が屋内その他でマスク着用義務を緩和する一方、多くの日本人は思い切ってマスクを外すことを想像しただけでも身震いしている」と述べる。パンデミック以前から風邪やインフルエンザなどの予防で冬場のマスクは習慣化しており、着用に抵抗が少なかったことが要因のひとつとして考えられそうだ。
このほか、夏場のピーク自体が季節性のものだったとみる専門家もいる。エアコンを利用する夏冬は窓を開けづらくなり、感染症の流行につながる環境が生まれやすい。
■ 「謎めいた減少」 デルタ株の特性か
日本の状況の変化については、英インディペンデント紙の元姉妹紙である『 i 』紙も注目している。「日本のコロナ件数が謎めいた減少をみせた」とし、他のアジア諸国において厳しい状況が続くなかで特異な例になっているとの見方だ。
英エディンバラ大学で疫学を研究するマーク・ウールハウス教授は同紙に対し、デルタ株が従来株よりも顕著な波を描く特性があるためではないかと説明している。デルタ株は急速に感染拡大する特性をもつが、感染の収束も早いのだという。
ウールハウス教授は日本の緊急事態宣言を評価し、「こうした対策は感染数を抑えることを目的としており、その意味で成功しているように思われる」とも述べている。
教授はインドにおけるデルタ株の第1波でも同じく急激な拡大と収束がみられたと指摘し、日本の急速な感染者数減少は特別な驚きではないと見ているようだ。ある感染者が感染してから二次感染者にうつすまでの時間を疫学用語で「世代時間」というが、デルタ株はこの世代時間が短い特性がある。結果、集団内に急速に広まり、そして急速に波が引く形になるのだという。
■ 医療機器の充実も貢献
i紙は日本の状況から、イギリスが学べる点は多いと指摘する。「日本の主要メディアではネガティブな記事がヘッドラインを飾りがちだが、データを比較すれば他のG7諸国よりも日本はおおむねうまくパンデミックに対処している」との評価だ。イギリスの倍近い人口を抱える日本だが、新型コロナの死者数は同国の7分の1未満となっている。
同紙は理由のひとつとして、日本は人口あたりのCTスキャナー配備数が世界で最も多く、肺の異常を早期に発見しやすいことを挙げる。100万人あたり111台を確保している日本に対し、イギリスでは9台に留まる。ほか、体外式膜型人工肺(ECMO、エクモ)の配備数や病床数が多いことも有利だという。一方、医師と看護師の数は他のG7諸国よりも少ないとの指摘だ。
いったん落ち着きを見せている国内だが、ガーディアン紙・i紙ともに、冬場の再流行に懸念を示している。こと年末年始には忘年会など酒席が続きがちとなり、再発要因のひとつになりかねない。いったんは感染の抑制に成功した日本だが、日常生活の再開と感染者数抑制のバランスの模索が続きそうだ。
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新型コロナワクチン 2回接種完了 5割超える
政府は、きのう新型コロナウイルスのワクチンを2回接種した人が5割を超えたと発表しました。政府の集計結果によりますと新型コロナウイルスのワクチンの総接種回数は、1億4,431万回となり、1回目を終えた人は7,983万人で、人口の63%。2回目を完了した人は、6,447万人で、50.9%に達しました。今月末には、2回接種完了が60%を超え、欧米並みになるとしています。一方で、年代別でみると65歳以上の2回目接種率は88%と高い水準に達していますが、遅れて接種が始まった64歳以下は27.6%にとどまっています。政府は、希望者へのワクチン接種が完了する11月をめどに行動制限の緩和を目指しています。国内のきのうの新規感染者数は、4,171人で、重症者は前の日から35人減って1,975人でした。
新型コロナワクチン 2回接種完了 5割超える
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新型コロナ なぜ全国の感染者が減少傾向?
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東京感染症対策センター 専門家ボード 賀来満夫 座長:
感染者数が減っている要因としては、様々考えられますけれども、私は3点??挙げたいと思います。
ワクチン効果
人流の減少??
リスク回避行動
本当か??
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新型コロナワクチンの2回目接種が終了した人が国民のおよそ5割になる中、全国の感染者数も減少傾向が続いています。その要因を、感染症の専門家に聞きました。
全国で感染者が減少傾向にある要因について、東京都の専門家チームの賀来満夫座長は3つの要因を挙げます。
東京感染症対策センター専門家ボード 賀来満夫座長
「ワクチン効果がみられるようになってきている。特に2回目の接種率が60%くらいを超えてくると、重症化する方の割合がかなり改善している」
これに、人流の減少と国民の多くがリスクにつながる行動を回避したことを挙げています。今後については、ワクチンの接種率8割以上を目標にすべきだと強調。また、患者にとってプラスになる要素も出てきたといいます。
賀来満夫座長
「抗体カクテル療法などが実用化されてきている。東京都でも95%と、非常に優れた有効性が認められている。経口の治療薬の治験も進んでいて、この冬に実用化する可能性もでてきている」
ただ、ワクチン接種が進んでも、感染対策を急激に緩和すると、感染再拡大の恐れもあると警鐘を鳴らしました。
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参考
2025年まで断続的に緊急事態も?変異株影響なければ楽観論か?/【国内感染】新型コロナ 65人死亡 1万8229人感染/ 東京都 新型コロナ 10人死亡 2人は自宅療養中 3099人感染
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「富岳」 富士通 等 西村大臣「会話の際はこれまで以上に距離を」 変異ウイルスの感染リスク発表 (スーパーコンピューター「富岳」 富士通 )距離を2メートル近く
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インド変異株(デルタ)、拡大ペース加速 各地で感染、クラスターも―7月中旬に主流化か
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