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路面電車平面図修正計画案を了承 岡山

路面電車のJR岡山駅東口広場への乗り入れ計画で有識者らの意見を聞く岡山市の調査検討会が18日、市役所で開かれた。市は、計画案を平面方式に絞り込むまでの検討で使った平面図に現況と異なる部分があった問題を受け、ミスを修正した計画案を提示した上で検討結果に影響がないことなどを説明し、了承を得た。
 市都市整備局担当者が、平面図のバスターミナル出入り口の位置が現況よりも約5メートル南にずれていたことを報告、陳謝した。ミス修正後の図面を用いて高架や歩行者デッキなど4方式から平面方式に絞り込む過程の評価をあらためて検証したところ、結果に変化がなかったことを説明。計画の実現についても支障がないとの認識を示した。
 出席者からは「図面の間違いは遺憾」と批判があったほか、「駅乗り入れを実施する前に、渋滞が本当に起きないか、交差点の青信号の時間を短縮する実証実験を行うべきだ」などの意見が寄せられたものの、最終的にミス修正後の計画案を了承した。

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路面電車乗り入れ、陳情継続審査  岡山


 岡山市議会建設委員会(小川信幸委員長、7人)は18日、JR岡山駅東口広場への路面電車平面乗り入れ計画案をめぐる陳情全22件を継続審査とした。
 今議会提出は9件。内訳は、沿線町内会や障害者団体などが早期実現を求める7件、影響度を把握するための実証実験実施と、駅東口構内全体を見直した上での施設拡充を望む岡山県バス協会の各1件。11月定例市議会から継続審査中の13件は、計画案に賛成の12件と、駅舎2階から駅前電停まで歩行者通路を延ばす円形デッキ建設を要望する1件。
 この日、委員長を除く採決で、公明党の1人を除く賛成多数で継続審査とした。公明党の委員は取材に「計画案には賛成の立場」と説明した。
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