イオン 岡山 周辺 桃太郎列車いざ出発!JR岡山駅

桃太郎伝説にちなんだ絵柄をあしらったラッピング列車が26日、JR吉備線(愛称・桃太郎線)で運行を始めた。岡山駅ホームで出発式があり、ファンらが早速乗り込んだ。
 2両編成の気動車で、両側面に異なるイラストをデザイン。青を基調にした側は桃太郎や鬼のほか、備中国分寺(総社市上林)など沿線の史跡を柔らかなタッチで描いている。もう一方の側はピンクを基調に、吉備津彦命が刀剣を手に戦う様子を繊細に描き、鬼神・温羅伝説の世界観を表現している。
 出発式では、JR西日本岡山支社の中村圭二郎支社長が「多くの人に沿線の歴史的遺跡を知ってもらう機会になれば」とあいさつ。岡山県のPR戦略で「新・桃太郎」を務めている俳優で一日駅長に任命された前野朋哉さん=倉敷市出身=らの合図で、列車が総社駅に向かった。
 携帯電話で記念撮影していた大阪府吹田市、主婦(27)は「岡山らしくて観光客にはうれしい。現代風と昔話風の絵柄が合わさっており、子どもも大人も楽しめますね」と話した。
 ラッピング列車はJRグループや県による大型観光企画「晴れの国おかやまデスティネーションキャンペーン」(4?6月)に合わせ、JR西日本岡山支社が企画した。岡山-総社間を1日平均4往復し、終了時期は未定。