イオン 岡山 周辺 岡山中心部の史跡めぐり あちこちに歴史のかけら

戦国大名宇喜多秀家によって築城された岡山城。1945年の空襲で天守閣が焼失したが、約20年後に再建された。城の周辺には今もやぐらや石垣などが当時の趣をひっそり残したままたたずんでいる。繁華街からすぐの城下町にどんな史跡があるのか、巡ってみた。

 観光ボランティアの倉田範生さん(73)と磯島善将さん(71)に岡山城周辺を案内してもらった。林原美術館の前を出発し、約2時間かけて12カ所の史跡を回るコースだ。

 城下交差点から県庁まで続く並木道、通称「烏城(うじょう)みち」。道沿いの写真店「写真イガラシ」の前に高さ約50センチの岩が鎮座していた。「太閤の腰掛石」だ。1582年、羽柴秀吉が備中高松城を攻めた際、この石に腰掛けながら軍議を開いたとされる。歴史好きの記者も座ってみると、岩の上はなだらかに湾曲し、収まりがいい。倉田さんは「この石に座った後に売れたお笑い芸人がいると聞いた」と話す。