イオン 岡山 周辺 後楽園 15年ぶり80万人突破
okayama 春のイべント

後楽園(岡山市北区)の2015年度入園者数は81万7260人と、15年ぶりに80万人を突破したことが、県のまとめで分かった。管理する県は、外国人観光客の増加や岡山城との連携イベントが要因とみており、16年度は4月から展開している大型観光企画「デスティネーションキャンペーン」の効果などでさらに上積みを図る考えだ。
 入園者は2年連続の増加で、前年度からの伸び率も16・6%(11万6502人)と過去15年で最大だった。県は16年度までの県政中期行動計画「生き活(い)きプラン」で入園者数75万人の目標を設定しているが、1年前倒しでの達成となった。
 月別では、秋の大型連休とデスティネーションキャンペーンのプレ期間が重なった9月が前年同月比44・0%増となるなど、4月以外はいずれも前年を上回った。
 外国人入園者は32・8%増の9万8415人と過去最多を更新。全入園者の12・0%を占めた。仏ミシュラン社の旅行ガイドブック日本版で最高評価の三つ星を獲得していることや、円安を背景とした訪日ブームで好調が続いている。
 岡山市が管理する岡山城との連携も進め、夜のライトアップイベント「幻想庭園」「烏城灯源郷」を前年に続き夏、秋に同時開催。新たに12月にも「和のおもてなし」と銘打った行事を展開した。
 16年度はデスティネーションキャンペーンに合わせて春も幻想庭園と烏城灯源郷を同時開催(5月31日まで)しているほか、外国人から要望の多かった園内での公衆無線LAN「Wi-Fi(ワイファイ)」エリア拡充などで、さらなる集客を目指す。
 後楽園の入園者は、新幹線が岡山まで開通した1972年度に最多の約209万人を記録した後、94年度からは100万人を割り込んでいる。築庭300年の2000年度に約92万人、前回デスティネーションキャンペーンの07年度に約77万人と一時的に持ち直したものの、おおむね60万-70万人台前半で推移していた。
 県後楽園事務所の野崎正志所長は「イベント開催や海外へのPR強化とともに、園の魅力をいっそう磨き、入園者を100万人前後で定着させたい」としている。